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2019年5月

2019年5月10日 (金)

皐月(5月)令和元年が到来致しました。

5月1日 令和元年の幕開けです。

この時代がずっと平和である事を心よりお祈り申し上げます。

さて、連休の間は色々なところへお出掛けになられた事と思います。

ここは福井県でも嶺南地域、西の果て京都府との県境で福井県の端っこになります。

そこから高速を使って二時間ほど東へ走ると鯖江市になります。

この連休はその鯖江市の西山公園と言う所のつつじが有名なので、一度見てみたいと思い出かけてみました。

そこは、まさに息を呑むほどの美しいつつじが満開となっておりました。

この時期に満開を迎えているのは、ヒラドつつじ、キリシマつつじ、レンゲつつじなどです。

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Img_6933 動物園では孔雀が羽を広げておりました。

中央の芝生の広場に思い思いにくつろげるスペースもあり、坂を上がれば小さな動物園などもあり、家族連れで大変賑わっておりました。

私はこの美しいツツジを管理されてる方たちの労力に頭が下がる思いです。

この広大な低木をこのように管理するためには、まず除草をしなければなりません、見た所雑草はちゃんと抜き取られていました。

抜き取る事は本当に大変ですよ、とても・とても大事な作業であるのに地味で、案外大事な仕事に思われない偉大な作業です。このように美しい除草された姿で公開して頂けたからこそ私たちは幸せな気持ちになれたのです。

そして、この低木ツツジは開花が終わってすぐに刈り込まなければ来年このように華やかに花を咲かせてくれません、待ったはなしです。この後はおそらくやすぐに刈り込み作業に入られ、お礼肥えを施肥し、来年のこのわずかな開花時期に合わせてずっと又管理をされるのだと思われます。

サクラにしろツツジにしろ、花を咲かせる期間はとても短いです。

その一年に一度の開花を愛でるのは人生の至福だと心から思えた事、そしてそれを演出して下さる方々の努力に、敬意を示さずにはいられなくなった令和初の休日でありました。

卯月(4月)サクラが満開です。

 

寒の戻りとやらを何回か経ていよいよサクラも満開、むしろ葉桜になろうとしていますね。

毎年この季節おおい町の佐分利川沿いのサクラの並木道を通ります。

そして毎年このサクラを見る事ができる事を感謝します。

今年も感謝です。

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また来年の桜の季節も、変わらずこの道を感謝して通れる事を祈ります。

2019年5月 9日 (木)

弥生(三月)が訪れましたね。

暖かい日が時折やって来たりと、さすがに弥生(三月)の声を聞くと、風の匂いも変わって来たように感じます、まだまだ寒の戻りなるツワモノが待っておりますので、油断は大敵なのですが、寒の戻りが来ないと頭の良いサクラは花も咲かさないので、その日を乗り超えて春を待とうではありませんか。

さてそのサクラ、毎朝ミーティングを行う弊社の会議室のカレンダーが3月に変わり、今月のカレンダーの絵を遠くからボンヤリ眺めておりました。

その絵はつぼみをつけた桜の枝が一本、グラスに生けられてる優しい絵なのですが、遠目にVの頭文字から続く作者のサインが見え、それは私の浅い知識の中ではゴッホであり、その特徴的な筆のタッチでやっぱりゴッホかな?と思い、ミーティング後に近くへ行って確認すると、やっぱりそれはゴッホの絵でありました。

こちら

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私はこれを見てちょっとびっくりでした、この時代のヨーロッパにサクラって生息してたのかぁ?ゴッホどこからこの枝持ってきたんだろう…。

とにかく私の浅ーい知識では、サクラは海外へはワシントンだかに最初に贈られ、その返礼としてハナミズキの苗木をもらったと記憶していて、しかもそれは割と近年でありゴッホの時代ではなかったんでは。

ゴッホは日本好きで有名だけど、どんな離れ技でこのつぼみを手に入れたんだろうって、気になって調べてみました。

まっ昨今はググるとなんでも出てきます、この絵はなんとサクラではなくアーモンドの花だったのです。

とにかくアーモンドとサクラの花はめっちゃ似てました。

以下まずアーモンドの花はこちら

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そして我等がサクラがこちら

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サクラの花の色の方が淡いですが、違う場所でそれぞれ見たら見分けがつきません。

見分け方は(以下ネットを引用)

桜の花には花柄(かへい)というものがあって、
アーモンドの花にはない(あるいは短い)のだそうです。
花柄がないアーモンドは樹から直接花が咲いているように見えます

って事です。確かにサクラは針のような柄の先に花を咲かせていますね、一つ一つ勉強だと改めて思った次第であります。

ちなみに余談ではありますが、浮世絵(日本)がとても好きだったゴッホはフランスのアルルって所に日本のような世界観のユートピアを作るって夢を持ち、家を借り芸術家たちに呼びかけ共同生活を始めました、そこにはあのゴーギャンも来ました。でも芸術家同士すぐに対立してしまい、ゴッホはゴーギャンと大喧嘩してカミソリで彼を襲うのですが失敗し、その行動に後悔の念を抱いたのか、なんと自分で自分の耳を削ぎ落し、馴染みの娼婦のところに耳を持って行ったという、有名なエピソードがあります。

そんな激しい猟奇的とも言える行動の中に、この可愛らしい絵を描く内面もあるって事に、人間ってつくづく複雑で難しい生きモノだと思いました。

ただ、この日本のサクラに似たアーモンドの花の絵を描いた時のゴッホは、何を感じ、そしてその時間はどのように流れてたんだろう、と遠く思いを馳せてしまいます。

まぁこのアーモンドの花にはそんな事、知るよしも無かったでしょうけど。