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2011年12月

2011年12月29日 (木)

今日で仕事納めです。

本年もあっと言う間に年の瀬となりました。今日で一応仕事納め、又来年に向け頑張ってまいりますので、皆様どうぞ変わらぬご愛顧を賜りますよう、社員全員で、ご挨拶とさせていただきます。fuji

すっかり冷え込みましたので、御身体を壊されませんよう、お祈りいたしております。

また来年、このつぶやきブログも気が向いたら読んでやって下さい。有難うございました。happy01111229_092626_2

2011年12月23日 (金)

今年はホワイトクリスマスですね。

明日はクリスマスイブですねぇxmasなんかホワイトクリスマスっぽいですよsnow

知り合いで、クリスマスってキリストさんが死んだ日やったっけ?って言った人がいて、思わずダウンタウンの浜ちゃんみたいに、「生まれたひぃやぁ~」 って頭叩きそうでした、そんなお方でも楽しそうにクリスマスお祝いしてるから、ニッポンって平和です。happy01

ウチはといえば、浄土真宗の檀家で、法事の時はマコトしやかに(意味もわからず)仏説阿弥陀経を唱える立派(?)な門徒ですが、本質の教えみたいなのは、むしろキリスト教の方が(学校がカトリック系だったので)少しだけ触れる機会があったような気がします。

メインの教えはとにかく、人を許しなさい、与えなさい、そして見返りを求めない事thinkなんです。(そうすれば天の国はあなたのものなのだそうです。)

その教えを聞いて当時、どんな事されても年中ヘラヘラ笑ってる、底抜けにいい人になれって事ですか?(年中色んな事にぷんぷん怒ってばかりいる)私みたいな狭量な人間は、無理!それが一番無理!って思ってました。(まあ今でもそうですが)coldsweats01

でもその後好きになった作家二人(曽野綾子・遠藤周作さん)が偶然クリスチャンだったので、そこでもキリストさんの教えみたいなのに触れる事になりました。で、聖書を分かり易く解説した本を読んで、ちょっと以外だった事を書きます。

学校で習った聖書の教えって(まあ殆ど聞いてませんでしたが・・・coldsweats01)私の印象では、果てしなく出来そうもない事の羅列で、私以外の誰かが実行して天の国とやらに行ってもらえばいい。ぐらいにしか思ってなかったんですが、2000年もの永きに渡り、世界中の人々の心を捉える永遠のベストセラー聖書は、別に理想ばっかりを唱えてる書物ではなさそうです、どうも。

ある喩え話。(以下日本風に書きます)

とある商人の親方が、突然旅に出ると言い出し、使用人3人にそれぞれの技量に合わせて、50万円・20万円・10万円づつ預けて出て行きました。50万預かった使用人はそれを資本に50万儲け増やして100万にし、20万の人も同様に20万増やし40万にしました。でも10万の使用人は、大事にして盗られないよう土の中に埋め守りました。

やがて親方が帰ってきて、50万と20万儲け増やした使用人を褒め称え、ご褒美に同じ額だけそれぞれに50万と20万を更に与えました。でも、10万を地中に埋めた使用人にはたいそう怒りました。

そして彼が、「親方がすごく苦労したお金だから、盗られないように大切に守ったんですcoldsweats02」と言い訳をすると、「それなら、その10万円をせめて銀行にでも預ければ利子でもついたのに、お前は何ら努力もせず、知恵も出さず、ただ埋めただけだ、この怠け者annoy」と言って、その守った10万円を、見せしめに50万増やした人にあげてしまい、その上、「この男を暗闇に放り出せsign01せいぜい泣いてわめいて歯ぎしりすることだろう」と言って追い出した。と言うのです。

ひや~!! きつ~!!wobbly なんもそこまでせんでも・・・coldsweats01 ただ小心で無能やっただけで、別に損させた訳でもないのに、かわいそうに・・・って、私などはこの喩え話し読んで思ってしまいました。

これがあんなに海よりも深く、空よりも広い愛を唱える聖書の喩え話しか?ってびっくりです。

曽野綾子先生はさすが有名作家でいらっしゃるので、大変分かり易くこのお話しについての解説をされています。私は勿論そんな才覚ありませんから、うまく表現はできませんが、

天国ってのは、何も、生まれつき温厚な性格で、けっこう人の悪意とかに鈍感な、何されてもニコニコ笑ってお地蔵さんのように柔和に一生を過ごす人、の方が絶対有利なのかと言えば、あながちそうでもなさそうで、神様ってのはどうも一筋縄ではいかないようです。

積極的に貪欲にギラギラ生きて行こうってする人にも、ちゃんと光をあてて肯定しているんだってのに、驚きです。

そして、事勿れ主義で、詭弁を使い、余計な事をせず、無難に生きて行けば損はしない。なんて生き方には、大きく警鐘を鳴らしているんですね、なんせ暗闇に放り出されるんですから・・・。sad

考えれば、私なんてそうやってお尻叩かれないと、すぐ都合のいい言葉で自分を肯定して、積極的な生き方をしなくなり、サボります。さすが聖書、全てお見通しな訳です。paper

でもね、キリストさんが弟子に、人に害を加えられても、7の70倍もの回数許しなさいって言われた言葉はハードル高いですが、これだと私にも出来そうだなって思いました。

10万円使って、20万円儲けるための努力なら、絶対頑張ってやるかな?必死で。 ってね(パチンコは論外ですよもちろん!)

まあお堅い話しばかり書いてしまいましたが、今年も終わりに近づきました。我社が社運をかけて取り組む、雨天練習所も骨格がだんだん出来上がってきましたよscissors

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2011年12月12日 (月)

お風呂に入れるの、幸せですね。

私のブログの始まりはたいていこの前テレビで見たんですが・・・ですね。coldsweats01(お恥ずかしい、で今回も)やっぱりテレビで見たんですが、東日本大震災の支援チャリティだったと思います、(それはさだまさしさんのコンサートでした。)会場で色々な人の手紙を紹介されてて、ある方の手紙の朗読が耳にとまりました、どうもその手紙の方は阪神淡路大震災の被災者の方だそうで、要約すると、

今回の震災があった時、あまりにショックでテレビを見ていられなかった、何かをしてあげなければと思ったけど、混乱して自分の被災した時の事を思い出し、泣けてきてしまった。

で、とりあえず気持ちを落ち着かせるため、お風呂に入りました・・・それは何故か。

自分達が被災した時、食べるモノや着るモノは何とか集まったし、寝るところも確保はできました、でもお風呂だけは随分してからでないと入れなかった。あのお風呂に入れた時の感動を思い出し、何が自分に出来るかじっくり考えようって思ったんです。 という内容でした。

そうか、お風呂か・・・。think

私事ですが、毎回浴槽につかる時に思い出す映画のシーンがあります。

戦場のピアニストって映画の中で、主人公のピアニストがユダヤ人の強制収容所に連行される途中、命からがら逃げ出して、友人の音楽家の家にかくまってもらい、その家でとりあえずお風呂に入りなさいと言われて入浴するシーンです。

地獄のような逃走のあと、でもまだ終わってない地獄の中で、一瞬だけ訪れた至福。この入浴はこの人にとって魂までをも温めたに違いない って心から思いました。

お風呂に入れるって幸せやぁ・・・って こんな私でもその映画を観てから、湯につかる時真摯に思っているんです。いつも、ホント毎回。think

そしてね、お風呂に入れてるうちは、どんな嫌な状況の時でも、(少なくとも)不幸ではないんだって・・・その時から思うようにもしています。

映像ってすごいですね、それ程そのワンシーンが心に焼きついているんですから。

お風呂はそんなわけで、家を建てられる方皆様色々思い入れがあるようです。テレビをつけられる方も増えてきました、あと坪庭を希望される方など、この前もお風呂から見える坪庭の改修の御依頼を戴きました。

皆様一日の至福をこのお風呂という空間に強く求められてるんだなって思います。confident

お風呂から見える坪庭はこんな感じです。spa(雨があたらない場所なので疑木を使ってます。)

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2011年12月 2日 (金)

住宅エコポイント再び始まりました。

師走ですね、すっかり寒くなりましたbearing

ところでですが、住宅エコポイントが復活しました。ふたたび・・・です。でも今回のエコポイントは少し前回と違い復興支援・住宅エコポイントと命名されています。

http://jutaku.eco-points.jp/ (詳しくはこちらへ

半分のポイントを復興のため、東北地方の物産を購入するか、義援金という形にするかを選び、もう半分を即時交換及び通常のエコ商品と交換するって事です。

新築工事で 被災地→300,000ポイント  その他の地域→150,000ポイント

リフォームで、最高が300,000ポイント との事

何はともあれ、少しは景気を回復させようって、なんか二番煎じみたいだけど、無い知恵振り絞って政治家さんは考えて下さったようで・・・よかったです。happy01

皆様この機会にまた、建てたかったお家、さわりたかったお家のあれこれを、是非お考え下さい。house

 

今日はそのお家の価格について少しつぶやきます。(すみませんお付き合いを)

弊社がお客様から注文をお受けし、ご希望を伺って見積もりをする時は、なるべく価格が高くならないよう、でもご要望を入れた上で尚、しっかりとした施工・材料で建設するためにどうしたらいいか、色々悩むわけです。

 

でも知恵を絞っても、ソコソコのお値段になってしまいます・・・それはやはり相場というモノでしょうか?・・・モノには何でも相場というものがあります。

でも困るのは、お客様が思い描いておられる相場と現実の相場に随分差がある場合です。

そして、よく言われるのが、どこどこの○○ホームだと、坪○○円らしいですよ、その単価で出来ないんですか?って・・・。

そして、さらに困った事にそんな価格破壊の単価で請け負って仕事をする会社が確かに存在するって事です。

すっごく切なくなります。weepその会社どうやってそんなとんでもない単価でやっていってるんだろう・・・って。

 

でもね・・・ちゃんと建てなければならないんです、お家というのは。

建ってから、住んで3年もしないのに「テーブルの上に置いた箸がコロコロ転がるんです。」

なんて事態にならないよう、しっかりと工程を踏み、入れるべき材料を入れ、何年も修行を積んだ実績のある職人達で施工しなければならないのです。

 

坪○○円で施工する会社の噂は、社内でも当然会議等で話題になります。

徹底した無駄を省く、仕入れ単価を安くする、全て我社も取り組む永遠の課題です。

それをしてでも尚、追いつかない程の単価はどんな風に打ち出されているのか?

なんか○○会社では、大工の日当が○○円らしい、仕事がないからそんな手間賃でも請け負う、だからそんな坪単価が可能になる、この頃はそんな時代・・・とかって。sad

 

その○○円の日当を聞いてびっくりですcoldsweats02。学生が居酒屋ででもちょっと頑張ったらこれぐらい貰うやろ~って程度の賃金です。

 

「それはアカンやろ~paper」って思わず叫んでしまいます。

だって・・・アカンでしょう。

廊下に置いたボールがコロコロ転がってしまうような家を建てないために、基礎を造る土工にしろ、建てる大工にしろこの職人さん達が、何年も根気強く技術を習得するのに頑張った時間、ってものがあるんです。

三日程先輩に教えてもらったらソコソコできる仕事とはやはり違います。

それにはそれなりの賃金を払う必要があります、これは適正価格で、これが相場ってものを作ってるんじゃないでしょうか。

 

家を建てるのは、ほんと手間仕事、技術職です。中国やベトナムあたりから安い職人呼んでやってもらうって訳にはいかないんです。それに一日に出来る作業工程は限られています、スーパーマンじゃない限り2倍の量は出来ません。

 

材料は、大きな会社が中国や東南アジアなどで仕入れて安くできる云々ってのがありますが、職人の技術作業を、アルバイトと大きく変わらないような賃金で仕事させるってのは、いけませんよ・・・、いけないと思います。think

それはしいては自分達で自分達の首を絞めるようなモノ、単価の安いお家をご希望されるお客さまの身に置き換えても、ご自分が・ご自分のダンナ様が労働に合わない賃金しか貰えなかったら、それは切ない事なのでは・・・。

 

だから、建てたはいいが、後であんなとこ・こんなとこが調子悪くて、依頼した会社にメンンス頼もうって思っても、その会社倒産して、もう無かった・・・coldsweats02

なんてことにならないように、価格で潰しあいみたいな事のないような世の中であらねばならないのです。ハイ

どうかお察し頂きますよう宜しくお願いいたします。happy01